
パワハラやセクハラなどで世間をにぎわし、中には精神疾患や自殺までに追い込んでしまうブラック企業。
最近よく聞きますよね?
そんなブラック企業の頂点を決める祭典がブラック企業大賞です。
「ブラック企業大賞とは?」「受賞歴は?」
などなどをご紹介します。
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ブラック企業大賞
毎年ノミネート企業の出席はなく、2019年の授賞式でも大賞受賞企業が欠席のため、代理が賞状を受け取った。
ブラック企業にとってこんな不名誉な授賞式に出席する事自体、絶対にありえない話だと思いますが、ブラック企業がなくならない限りはノミネートは終わらないでしょうね。
ブラック企業大賞の歴史
受賞名 | 企業名 | 受賞理由 |
大賞 | 東京電力㈱ | ・原発現場で被曝労働 ・原発労働者の健康を守る責任の放棄 ・被曝線量の偽装工作 ・反社会的勢力による中間搾取の認容 |
市民賞 | ㈱ワタミ | ・過労自殺者を労働災害認定されながら厚顔無恥な言動・姿勢 ・社会貢献活動を行い、夢を持つことの重要性を説く矛盾した姿勢 |
業界賞 | ㈱富士通ソーシャルサイエンスラボラトリ ㈱フォーカスシステムズ | ・デスマーチと表現される慢性的な長時間労働の温床 ・機械相手のうつ病を発症しやすい労働環境 ・労働行政や司法における理解の乏しさ故の労働災害認定の難しさ |
ありえないで賞 | ㈱ゼンショー | ・「労働組合員との契約は業務委託であり雇用ではない」という摩訶不思議な主張 ・提訴した従業員を刑事告訴 |
特別賞 | ㈱ウェザーニュース | ・新入社員がわずか半年で過労自殺 ・「予選」と称した試用期間で新入社員に忠誠心を競わせる手法 ・「天気は眠らない」という理由で従業員に長時間労働を強いる非論理的体質 ・亡くなる前の被害者に送りつけた人権意識のかけらも感じられないメールの文面 ・さらに遺族に再発防止を約束しておきながら労働時間の偽装疑惑 |
ちょうど近年に起きた原発事故からゼンショーが運営するすき家のワンオペ問題など、ブラック企業という言葉がアルバイトレベルまで下りてきた感じですね。
いずれにしろブラック企業大賞に名前を連ねるのは大企業や飲食業、IT系企業が目立つ結果となった。
今ではアルバイトのバイトテロがTwitterでバズったり、逆に企業に損害を与える事件も多発しているのは別の問題ですが、おそらく企業と従業員の双方に問題があるかと思います。
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第8回ブラック企業大賞2019
受賞名 | 企業名 | 受賞理由 |
大賞 | 三菱電機㈱ (メルコセミコンダクタエンジニアリング㈱) | ・技術者が過労自殺 ・新入社員が入社4か月後に自殺 ・2018年大賞受賞にも関わらず改善が見られず自殺者が続出 |
特別賞 | ㈱電通 ㈱セブンイレブン・ジャパン社 | ・㈱電通は2017年に労働法違反の有罪判決を受けているにも関わらず、是正勧告を受けた ・㈱セブンイレブン・ジャパン社はフランチャイズが代行して支払っていたアルバイトの残業代を40年以上未払いで、額は遅延損害金を含めて4億9000万円に上る |
#MeToo賞 | 長崎市 | ・2007年と2014年に長崎市職員が女性記者に対して性暴力を振るったと発覚。2019年女性記者が損害賠償を求めて長崎市を提訴 |
ウェブ投票賞 | 楽天㈱ | ・2016年会議中に上司に暴行された(当時)社員が頸髄損傷により手足にまひが残りうつ病を発症。会社として責任を認めるよう求めている |
2019年のブラック企業大賞は史上初の2連覇企業が登場しました。
大賞を受賞した三菱電機株式会社は2018年にも大賞を受賞。
前人未到の2連覇を達成したのだ!・・・と言っても全然嬉しくない不名誉な受賞。
- 14~17年に長時間労働による精神疾患などを発症した男性社員5人のうち2人の過労自死が18年に発覚
- 17年に子会社のメルコセミコンダクタエンジニアリングでも40代技術者が過労自死
- 19年再び三菱電機で20代の男性新入社員が自死
- 30代の教育主任が自殺教唆の疑いで書類送検される
以上の事件によりブラック企業大賞企画委員会は「あまりに異常なことが起きていると言わざるを得ない。悲しみと怒りを込め、大賞として表彰する」として三菱電機の大賞を決定した。
ブラック企業で働いた体験談
受賞する企業にとって出来ることなら受賞したくないブラック企業大賞。
そして企業で働いている従業員にとっても受賞してほしくないものです。
ブラック企業で働いたことはありますか?
僕はまだブラック企業大賞がなかった頃にブラック企業で働いていました。
ちょうどブラック企業という言葉が出始めた頃かも知れません。
勤めた4年間はこれ以上の体験はないだろうという時間でした。
今となってはエピソードやあるあるが盛りだくさんで話題には困らない体験でしたが、当時は”渦中”というか”火中”だったので何も考えられませんでした。
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ブラック企業あるある
ブラック企業の特徴としては以下のがような項目や謳い文句があるあるです。
- アットホームな社風
- 少数精鋭
- 営業会社
- ワンルームマンション販売
- 精神論が飛び交う
- 教育ノウハウがない
- 教育ノウハウが独特
- 罰則制度
- サービス残業
- 能力からかけ離れたノルマ
特徴を挙げ始めるとキリがなくなりますね。
ブラック企業で働いたことがある人にはあるあるで、ブラック企業で働いたことがない人でもなんとなく分かるあるあるではないでしょうか?
しかし、ブラック企業は入る前や入った瞬間は分かりづらいものです。
また、初めて働くような社会人デビューの人は他の企業と比べられない分、尚更分かりづらいでしょう。
ましてや対外的に分かりそうな従業員数などでも親会社のある子会社の従業員として雇われる可能性もあり、そうした場合はオフィス内に従業員がいても別の雇われた会社の従業員は少人数、というケースもあります。
まさに僕がそのケースでした。
親会社に不動産会社を持つ小会社でした。
表向きには系列会社でしたが、実態は違いました。
そして、徐々にブラックな体制が浮き彫りになって行く、という流れでした。
つまり、ブラック企業は入社する前はもちろん、入社してからもしばらく本性を見せません。
入社してしばらくした後でも冷静にふかんで見れる意識が大事だと思います。
まとめ
ブラック企業大賞は企業への戒めや労働者に対しての注意喚起に役立っています。
しかし、いずれはなくなってほしい、なくてもいい時代が来ればいいですが、近くはないでしょう。
そのために労働者が賢くなって、企業を見極めたり、企業に雇われないフリーランスの道などを考えるのもいいでしょう。
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